民主党の観光政策推進調査会は12日午後、国会内で第5回の会議を開催し、国内観光の現状と課題についてヒアリングを行ったほか、「スカイバス東京」で移動し、台東区谷中の街並みの視察なども併せて実施した。
会議の冒頭、同調査会座長の渡部恒三国会対策委員長が挨拶に立ち、「それぞれの長い歴史と美しい自然と生活、お互いの故郷を見い出すことが即、地域の振興、国の発展につながっていく」とし、「この時期、民主党が明日の政権をめざす中で、観光問題を勉強しているのは、大変素晴らしいことだ」などと語った。
続いて、伴野豊同調査会事務局長の司会の下、財団法人日本交通公社研究調査部長の梅川智也氏から、「国内観光の現状と課題」と題してヒアリングを行い、内需に依存しているわが国観光産業の実態や、その内需が伸びず低迷する国内観光の背景、今後の取り組みなどについて説明を受け、参加議員との間で質疑応答を行った。
調査会会議に参加した議員ら一行はこの後、国会から、日本初の2階建オープンバスである「スカイバス東京」に乗車して台東区谷中を訪問。担当者の説明を受けながら、その街並みを視察したほか、渡部座長は人力車に乗って、現地の方々や観光客との記念撮影などに気さくに応じていた。
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