15日夜、沖縄県那覇市内において、「政権交代へ。」と銘打ち民主党沖縄県総支部連合会躍進パーティが開催され、小沢一郎代表・菅直人代表代行・鳩山由紀夫幹事長が揃って出席。政権交代に向けての決意を、それぞれが力強く披露した。
まず挨拶に立った小沢代表は、「私と菅代表代行と鳩山幹事長、3人揃って参加させていただいた」ことについて、「今までの民主党の歴史の中でも、或いは他党を含めても、3人揃って一つの県連のパーティに参加するということは、今までなかったことだと思う」と強調。「この沖縄の持っている重要性、国際政治の中にあっても、また国内の政治の中にあっても、本当に沖縄の県民の皆さんの動向が、大きな影響を持っているからだ」などと指摘した。
その上で小沢代表は、「自公の小泉政権、自民党政権であっては、本当の国民の皆さんの福祉の向上にはつながらない」とし、「本当に国民の皆さんのためになる政策は何一つ実行されずに、むしろ、地域と地域、個人と個人、企業と企業の格差は、どんどん小泉政権下で広く大きくなっている」と厳しく批判した。そして、「こういう政治を1日でも早く終わらせなければならない」とし、「われわれ民主党もしっかりしなければならない」と指摘しつつ、「こんな政権ではだめだという思いを持っている政党が、力を合わせて、国民の皆さんの期待に応えるような結果を、自らの手で出していかなければならない」などと強調した。
更に、「(沖縄)知事選においても、みんなで力の合わせることのできる候補者を擁立していきたい」とし、「良い結果を出して、それを来年の参議院選挙にもつなげていこうではないか」と呼びかけた。小沢代表は最後に、「本当の政権交代によって初めてそれが構造改革、世直しのスタートになる」とし、民主党への一層の支援を呼びかけた。
菅代表代行も挨拶に立ち、「民主党が、ただ政権を獲りたいということではなくて、本当に沖縄県民の、日本国民の役に立つ政権交代をするために、私どもも精一杯がんばるので、党派を超えたご理解、ご支援を」などと力強く呼びかけた。
続いて鳩山幹事長も、会場を埋めた参加者の熱気に対し、「本当に政治は動いているなという実感をする」と強調しつつ、民主党が、「皆さま方の今日までの様々な思いをしっかり受け止める政党」に脱皮をしたいなどと、意欲をにじませた。
この後、喜納昌吉参議院議員(党沖縄県連代表)の挨拶に続いて、小沢代表ら国会議員と参加者の皆さんで揃って、「政権、交代!」を三唱。お互いの健闘を誓い合った。
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