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2006/07/18
勤勉貯蓄の精神の重要性強調 渡部国対委員長、斜里町の集会で
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渡部恒三国会対策委員長は18日午後、北海道斜里町を訪問。同町で開催された集会に出席し、挨拶を行った。この中で渡部国対委員長は、幼い子どもが殺されるなどの最近の世情に懸念を表明し、わが国が忘れかけている勤勉貯蓄の精神の重要性を強調。併せて、生まれたことが誇りに思える故郷をつくる政治の実現に向け、その決意を力強く語りかけた。

 集会の冒頭、渡部国対委員長がドラマ水戸黄門の衣装を着て、笑顔で会場に現れると、会場を埋めた参加者からは、大きな拍手と歓声がわき起こった。渡部国対委員長は続けて挨拶を行い、まず、「世界で一番大事な国は日本、日本で一番大事な所は斜里町、と言いたいが、嘘はつけない」と笑わせ、「一番大事なのはわが故郷、福島の会津だが、二番目に大事なところは斜里町だ」などと会場を沸かせた。

 その上で渡部国対委員長は、鳩山由紀夫幹事長に国対委員長就任を要請された経緯を、みんなが断って私になった、などと冗談も交えて語ると、場内はまたも笑いに包まれた。渡部国対委員長はここで、「自分の産んだ幼い子どもを殺すような、10年前にはあるはずの無かったような情けない記事ばかりだ」として、最近の世情について懸念を表明。「もう一度原点に返って、国を愛する心、故郷を愛する心、人を愛する心、家族と暮らしをともにする心を、みんなで考えていかないと、日本は滅びてしまう」と訴えた。

 更に渡部国対委員長は、「日本は60年前、世界を相手にして戦争をし、負けた」が、その資源のない日本が、「60年経って米国と肩を並べるような国にどうしてなれたか」と問いかけ、日本人の勤勉さを強調。「もったいない」という言葉を知り、勤勉貯蓄の精神で、一生懸命働いて倹約して貯金してきた、わが国の戦後社会を振り返った。そして、最近のライブドア事件、村上ファンド事件、日銀の福井総裁の問題などを取り上げて厳しく批判を加え、「何をやっているんだか分からない連中が金を儲ける」ことで、「これから、若い者が汗を流して働くだろうか」と懸念を示し、「汗を流して一生懸命働こうという、勤勉貯蓄の精神」の重要性を改めて強調した。

 また、「今の日本は、経済も行政も教育も文化も、全部東京に集中している」として、地方軽視、東京一極集中の問題も渡部国対委員長は取り上げて、小泉政権の取り組みを批判。世界に向かって、日本に生まれたことを誇りに思える日本、故郷に生まれて、故郷を誇りに思うと言える故郷をつくるために努力を尽くしていくなどとし、挨拶を終えると、会場からは改めて大きな拍手がわき起こった。

 また、地元の松木謙公衆議院議員(国対副委員長)も挨拶を行い、来年の参議院選挙で野党が過半数を握れば、小沢一郎代表が激しく攻勢をかけ、政権交代に近づくと指摘。農林漁業再生に向けた民主党の取り組みなども説明し、政権交代の必要性を改めて強調して、大きな拍手を浴びた。

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