19日午前、国会内で、平野博文国会対策委員長代理が、自民党の村田吉隆筆頭国対副委員長に面会し、野党を代表して渡部恒三国対委員長の名において、自民党の細田博之国対委員長に対し、与野党国対委員長会談の開催を求めるとともに予算委員会の開催などを要請した。
平野国対委員長代理は面会後に記者団の質問に対して、申し入れの内容と趣旨について、次のように述べた。6月24日の野党国対委員長会談にもとづいて訪米前に与野党国対委員長会談の開催を申し入れたが、実現しなかったのは遺憾だ。本来であれば訪米後に国会に対して報告を行い、本会議なり予算委員会なりで質問を行うべきところだ。さらにその後、サミット開催、北朝鮮のミサイル発射、自衛隊のイラク撤退のあり方、中東情勢の緊迫化など重要課題が発生している。よって、予算委員会を開催してこれらの問題について国会への説明を行うとともに質疑の機会を設けるべきだ。そのための具体的な打ち合わせを行うためにも、早急に与野党国対委員長会談を開催すべきだ。
続けて平野国対委員長は、自民党からの回答について触れ、自民党は閉会中でも首相日程があると言っているが、閉会中であっても重要案件について国会に報告するのが当然であり、野党としても諸般の課題について説明を求めたいと語った。また、自民党の筆頭国対副委員長は、「申し入れは承って国対委員長に伝える」と答えたと述べた。
|