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2006/08/04
「日本を変える。」ポスター第二弾を発表 鳩山幹事長、会見で
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 鳩山由紀夫幹事長は4日午後、党本部で定例の記者会見を開催し、民主党の新ポスターを披露したほか、安倍官房長官の靖国神社参拝問題、イラクでの航空自衛隊の活動拡大問題などについてコメントした。

 まず鳩山幹事長は、先般発表し、既に全国で張られている小沢一郎代表のポスターに続く第二弾として、小沢代表、菅直人代表代行、鳩山幹事長の3人による「イメージポスターをつくった」ことを紹介。このポスターには、3人の笑顔の写真とともに、(民主党が)「日本を変える。」と大きく表記されており、「即ちそれは、政権交代によって日本を動かすということだ」などと鳩山幹事長は述べ、8月中旬以降に全国で貼り出される見込みであることを明らかにした。

 また、「安倍官房長官が4月15日に、靖国神社にこっそり参拝をしていたという報道」についても鳩山幹事長は言及。「『官房長官 安倍晋三』と記帳していたと側聞している」とし、このことは、「主要閣僚として参拝されたということだ」と指摘した。そして、「言い訳などは、むしろお止めになった方が良い」と厳しい表情で語り、「なぜ、官房長官として、公人として行かれたのか、国民の前で堂々と発表されるべきだ」とその政治姿勢に苦言を呈した。

 鳩山幹事長はこの問題について更に指摘を重ね、「小泉政治の、まさに負の遺産を安倍官房長官が引き継いでおられるという印象を持った」としつつ、昭和天皇のお言葉を記した富田メモが出てきたばかりでもあり、「中国・韓国がどうのこうのという問題ではなく、日本の国内問題として、しっかり答えを出すべきだ」などとした。

 米中央軍のアビザイド司令官が、米上院の軍事委員会公聴会で、イラクの宗派対立が特にバグダッドで悪化しており、内戦状態となる恐れがあるとしたことも、鳩山幹事長は指摘。わが国では、イラク特措法に基づく派遣計画を変更し、航空自衛隊の活動地域が拡がったことについても併せて触れて、「きわめて危険な地域であるということで、バグダッドは非戦闘地域だなどという強弁は当たらない」とまず述べ、「断じて許される行為ではない」と派遣計画変更に批判を加えた。そして、「米国への忠誠心でこのようなことをしているのだろう」が、「日本人としての誇り、尊厳を大事にする日本を、もっとしっかりつくり上げていく勇気が必要だ」などと厳しい口調で語った。

 小沢代表・菅代表代行・鳩山幹事長のポスターに関しては、記者団からいわゆるトロイカ体制の現状も含めて質問が出された。これに対して鳩山幹事長は、「役割分担がうまくいっている」と改めて自信を示し、併せて神奈川・大阪の衆議院議員補欠選挙の取り組みについても意気込みを語った。

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