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2006/08/06
名古屋で憲法対話集会を開催 枝野会長が憲法議論の重要性訴える


 民主党は6日、憲法対話東海集会を名古屋市内で開催し、会場にはおよそ230人が集まった。高木ひろし愛知県議会議員の司会の下、近藤昭一衆議院議員(党愛知県総支部連合会代表)の挨拶に続いて、党憲法調査会長の枝野幸男衆議院議員が基調報告。参加者との意見交換を行った。

 枝野議員は基調報告の中で、現憲法が日本を中央集権・官僚主導の国に形づくっているとの問題認識を示した上で、地方分権・政治主導の国に改めていくためには国会・内閣・官僚、国・地方等の役割について憲法の視点から議論していくことが必要であり、その点が民主党の憲法の考え方のポイントであることを訴えた。

 参加者からは憲法9条を維持すべきとの意見が出された。これに対して枝野議員は、今後も9条の拡大解釈が行われていく恐れがあるとの見解を示した上で、現在の9条の理念を守っていくためには、自衛隊が行う国際貢献のルール等について憲法に書き加えることが必要不可欠であると語った。

 また、「格差の問題など重要な政治課題がある中で今なぜ憲法改正なのか」との質問に対して枝野議員は、他にも重要な課題があるとしつつ、「憲法は国民と対話しながら常に議論しておかなければならない重要なテーマだ」と憲法の議論の重要性を説いた。

 この日の対話集会には東海ブロックより、園田康博衆議院議員、芝博一参議院議員、藤本祐司参議院議員も参加した。
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