8日午後、都内で「候補者選考に関わる有識者会議」の第一回会合が開かれ、民主党の候補者選考や選挙必勝に向けた活動などについて、小沢一郎代表らが有識者から様々な意見を受けた。
この有識者会議の委員は、北海道大学大学院法学研究科教授の山口二郎氏、漫画家の倉田真由美氏、京セラ名誉会長の稲盛和夫氏、元大蔵省財務官の榊原英資氏、ジャーナリストの下村満子氏、アナウンサーの露木茂氏の6名。
安住淳選挙対策委員長は、候補者公募(人材募集)に1300名を超える応募があったことを出席者に紹介し、貴重なご意見をもとにして、衆参の国政選挙や地方選挙へ候補者を擁立する作業を具体的に行う考えを示した。小沢一郎代表は「候補者選考の枠だけにとらわれず、民主党全体がどうあるべきかについて、大所高所からの意見をいただきたい」と挨拶した。続いて、菅直人代表代行が議論の進め方などを提案し、武正公一選対委員長代理から、会議の開催に至る背景や応募者の内訳などの概略が説明された。
これに対して有識者の委員からは、多種多様な人材を候補者として擁立すべき、候補者は個人商店ではないので、発言のベクトルを合わせるべきなど数多くの意見が出された。この有識者会議については、党には今まで無かった枠組みであり、今後も継続して開催していく予定。
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