仙谷由人『次の内閣』ネクスト厚生労働担当は31日午後、川崎二郎厚生労働大臣にがん治療の早期前進を求める要望を行った。古川元久、岡本充功両衆議院議員、足立信也参議院議員が同行した。
要望書では、通常国会で成立した「がん対策基本法」で設置が定められたがん対策推進協議会において、とりわけ患者と国民のニーズが十二分に反映されるよう求めている。その上で、来年度予算で専門医、コメディカルを含めた人材育成、患者が積極的に選択できるがん治療が確立できるよう、重点的資源投入するよう要望した。併せて、学会等で効果がないことが明らかになっている検診など無駄な医療の廃止、予算配分の抜本的是正を求めた。
要望終了後の会見で仙谷NC担当からは、こちらから要請した「コールセンター」の設置について「前向きに検討する」との大臣からの回答があったこと、また、予算配分が充分でないためにこれまで続いている医師不足・人材養成についても、「重点的で取り組んでいかなければならない」との考えが大臣から示されたことが報告された。
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