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2006/09/20
「闘いやすい」とコメント 鳩山幹事長が安倍自民党新総裁誕生で
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 鳩山由紀夫幹事長は20日午後、党本部で記者団に自民党の新総裁に安倍官房長官が選出されたことに関して、「小泉政治の継承なら我々は闘いやすい」、新総裁の政策に関しては、「いままで述べられた範囲では抽象的で中身がない。具体性を持った小沢政治を対峙していく」とコメントした。

 鳩山幹事長は冒頭、「おめでとうございます」としたうえで、「小沢代表自らが述べられているように、小沢対安倍、どちらが国民の心を大事にしていく政治であるかを示していきたい。こちらはこちらとしてしっかり考えを示していく」と対決姿勢を明確にした。

 さらに、「格差が広がっているなかで、国民の皆さんが苦しんでいる。この政治を(新政権は)是認するのかどうか。民主党は格差是正を最大の課題と捉え、正面から取り組んでいく」として、小泉政権の官房長官であった安倍新総裁では、小泉政権のもたらした格差の拡大の解決はできず、その解消こそが民主党の目指す政治であることを明らかにして、国会での論戦に挑むとした。

 また、来年の参議院選挙での野党共闘について記者団から問われたのに対しては「25日の党大会に社民党、国民新党、新党日本を招待している。そこで決まるわけではないが、政策の違いを乗り越えて、協力できるよう、とりわけ1人区における協力関係を深めていく」として、野党共闘を進める考えを改めて示した。

 記者から麻生、谷垣両氏の得票が予想よりも多かったのではとの質問には、「よく戦われた」としたうえで、「両氏とも小泉政権の主要閣僚だったし、コップの中の争いにすぎない。また、それぞれ派閥があり、派閥を超えた大きな流れを安倍さんが汲み取ることができなかった(のが、得票数に表われている)。森さん、小泉さん、安倍さんと続く。田中派、橋本派の政治を崩し、森派の政治が続くということだ」と分析した。

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