菅直人代表代行は21日午前、硫黄島を訪問しての感想を記者団に語った。
約4割にしか満たない遺骨の収集状況を改めて再確認した菅代行は、「もっと多くの人を投入し、大規模に行えるのなら、全ての遺骨を収集するということにはならないだろうが、見つかりうるものならば、可能な限り早く見つけ出して安置できるように努力をしなければならないという思いをあらたにした」と語り、日本兵の遺骨収集に力を注ぎたいとの意向を示した。
また、靖国参拝など、戦没者慰霊のあり方に関する記者団の質問には「慰霊をすることは大事だが」と前置きしたうえで、それ以前に戦争を起すことの無いようにすることが大事であると答えた。
さらに、自民党の新総裁選出については、「いよいよ小沢民主党対安倍自民党の論戦が、政権を賭けての戦いが26日から始まる。小沢代表の下、民主党も態勢をしっかりと整えていく」と、政権取りへ向けた意気込みを語った。
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