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2006/09/28
参議院議員総会開き 参院選勝利、臨時国会論戦への基本姿勢確認
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 参議院本会議に先立ち28日午前、国会内で民主党・新緑風会の議員総会が開かれた。
 
 冒頭、輿石東参議院議員会長が挨拶に立ち、「いよいよ安倍政権が誕生したが、どこかで聞いたようなキャッチフレーズが出てきている。おそれず、ひるまず、とらわれずとはよく聞いた言葉だ」と指摘。しかし実際には、「おそれて、ひるんで、とらわれている政権だ」との評価が自民党内議員からも出ているとした。

 また、「美しい国」を目指すとしているが、美しい国の向こうに見えているのは800兆円に及ぶ国の借金と、アジア外交の危機があるとの見方を示した。 その上で輿石会長は安倍政権の批判だけでは勝負にならないと主張した上で、この国会に臨むにあたっては2点について共通理解を図ってゆきたいとした。

 第一としては政権取りにつなげる参議院選勝利に向けて、その前段として地方自治体の各種の選挙の勝利を目指したいと表明。参議院選の対応をめぐっては、鉢呂選対委員長のもとに参院選勝利に向けた新たな体制がつくられることになるだろうと報告。同時に民主党・新緑風会としても今泉昭幹事長のところで、新たな体制をつくっていくことになるとも語り、改選議員の勝利に向けた協力を呼びかけた。

 第ニとしては教育基本法改正をめぐる特別委員会の設置については、与党側に対してきちんとした対応をしていくとした。

 続いて、今泉幹事長は決定された会期の81日間には意味があると分析したうえで、50本程度の法案審議が予想されるなかにあっては、「やっかいな法案、重要な法案をこの臨時国会に押し込んでこようとする与党側の意図が見える」と指摘。参議院選挙直前の通常国会の混乱は選挙に悪影響を及ぼしかねないとの判断で、この臨時国会中に終止符を打ちたいとする与党側の考えが透けて見えると分析した。

 そうした認識を踏まえて今泉幹事長は「われわれとしては、心を引き締めて対処していかなければならない」と語った。

 特別委員会については5つが設置され、常任・特別委員会を含めて、民主党・新緑風会からは内閣委員会委員長に藤原正司議員、財政金融委員長には家西悟議員、国土交通委員長に大江康弘議員、基本政策委員長に前田武志議員、懲罰委員長に江田五月議員、沖縄北方特別委員長に黒岩宇洋議員、拉致問題特別委員長に森ゆうこ議員、経済・産業・雇用調査会長に広中和歌子議員が就任したと報告した。

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