トップ > ニュース
ニュース
ニュース
2006/09/29
首相の所信表明、「内容は極めてあいまい」菅代表代行語る
記事を印刷する



 菅直人代表代行は29日午後の衆議院本会議終了後、国会内で、安倍首相の所信表明演説について、記者からの質問に答えた。

 菅代表代行はまず、演説の印象について「抽象的な言葉が踊っているが、内容は極めてあいまい」と印象を述べた。その上で、臨時国会のたたかい方について問われると、「自分の考え方をもっと分かりやすく具体的に、色々と聞かせてもらいたい」と指摘。外交関係の立て直し方法や歴史認識についての考え方を例に挙げて、「国民の皆さんが聞きたいことを、きちんと話してもらうところから始めたい」と答えた。

 また、本人のこれまでの経験に根ざしていない、あちらこちらから持ってきたような言葉が使われている気がすると印象を挙げ、教育については、どこが問題でどこを変えようというのか、演説からは全く分からなったと振り返った。

 小泉前首相との違いについては「安倍総理の言葉は、誰かに『こういう表現がある』と教えられて述べているようだ。『本人の思い』という意味で、何かを感じさせるものがなかった」と評し、「所信表明という、最も大事な、国民の皆さんに対して自分の考え方を述べる場で、重要なことを全部あいまいにした」と問題点を重ねて指摘した。

記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.