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2006/10/02
新総理は「あいまい総理」だ 鳩山幹事長
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 2日午後、衆院本会議終了後、鳩山由紀夫幹事長は記者団に対して安倍新総理への代表質問を終えての感想を、一言で言えば「あいまい総理」であると述べた。

 鳩山幹事長は、質問を終えての全般的な感想として、「全てが官僚の作文のままである」と指摘し、総理は自分でも何を言っているのか分かっていない部分があるのではないかと語り、「先が思いやられる」と述べた。そして、民主党としては予算委員会などで国民の判断を仰ぐ機会が増えるとして、国会論戦で新総理の実態を明らかにしていく意欲を示した。

 幹事長は、具体的な政策課題に関する新総理の答弁について、まず小泉政権5年間への評価は民主党と全く逆であるとし、増税などで苦しむ高齢者などへの配慮は全く見られず、小泉政権の単なる継承政権であって、今後も格差は拡がると批判した。また歴史認識については、確たる回答がなく極めて卑怯であるとし、為政者は歴史に対して謙虚であるべきであり、歴史認識なくして一国の宰相は務まらないと批判した。

 さらに郵政造反組の復党問題や党首討論について、新総理から自分自身の言葉での回答が得られなかったと述べた。消費税の増税を含む税制についても、参院選が終わる来年の秋まで何も言えないというのでは国民の納得が得られないと批判した。

 そして幹事長は、答弁の論点を整理して、菅直人代表代行を一番手として厳しく質問していくと述べた。また小沢一郎代表から、党首討論についても積極的に対応していくとの連絡があったと語った。

 幹事長は、記者団の質問に答えて、新総理の小泉前総理との最大の違いは自分の言葉で語った部分がないことだと指摘し、新総理の若さなどへの期待と高い支持率というご祝儀相場は早晩崩れ去ると述べた。

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