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2006/10/03
「まさにあいまい。深まらない議論だった」会見で高木国対委員長
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 党は3日午前、国会内で国対役員会を開催し、高木義明国会対策委員長が会見した。

 高木国対委員長は、鳩山由紀夫幹事長、松本剛明政調会長が前日の2日に行った、首相の所信表明に対する代表質問について、「(鳩山幹事長は)論点を明確にして、安倍総理に挑んだ。ところが安倍総理の答弁はほとんど顔を上げずに官僚の作文を棒読みするだけだった」と指摘。戦う政治家らしからぬ答弁で、まさに鳩山幹事長が語ったように「あいまい総理」というネーミングがぴったりだったのではないかとの印象を語った。

 特に、消費税増税や歴史認識の問題については、再質問・再々質問を行っても頑なに同じ答弁を繰り返すだけで議論が深まらなかった点にも言及し、「まさに逃げまくり内閣、逃げて逃げ込んだというのが率直な印象だ」と語り、今後は真正面からの答弁を求めていくと同時に、予算委員会においてはこうした問題への追及を深めていく考えを示した。

 また、党首討論の開催を代表質問で鳩山幹事長が呼びかけたのに対し、「与野党で協議をしてほしい」とした首相答弁について、「極めて意欲の感じられない答弁で残念だった」と高木国対委員長は印象を語った。党の幹事長はじめ自民党幹部も毎週でも開催しようという意見があるなかにあって、そうした首相答弁は戦意を喪失しているとの印象さえ受けると指摘。そのうえで高木国対委員長は改めて党首討論の開催を求めていく考えを強調した。

 さらに、同日13時から予算委員会が開かれ、理事が選任される予定であることを明らかにし、「いよいよ本格的な論戦に入ってくるわけだが、十分な審議時間を取るように、現場の協議を見守って参りたい」と語った。

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