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2006/10/04
【参院本会議】平田議員、北朝鮮の核実験実施声明などで認識問う
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 民主党・新緑風会の平田健二議員は、4日午前の参議院本会議で、安倍首相の所信表明演説に対する代表質問を行った。

 平田議員は第一に、北朝鮮による「核実験を実施する」との声明に言及し、「東アジアはもとより、核の不拡散を望んでいるすべての国際社会にとっての脅威」である、「何としても阻止しなければならない」と指摘。首相の認識を質した。安倍首相は「極めて遺憾。仮に北朝鮮が核実験を行うようなことがあれば断じて容認できない」と答弁で述べ、関係国と連携して対応する考えを示した。

 平田議員はまた、安倍首相が前内閣の要職を務めた約5年間で、格差拡大や将来への不安をめぐり、国民の怒りは増しているとした上で、国民生活の現状についての首相の認識を「庶民の視点が全く感じられない」「再チャレンジ、格差是正という前に、招いた状況をまず反省すべきだ」などと批判。年金制度や社会保険庁の改革などについて質問した。首相は年金制度改革について、与野党が胸襟を開いて協議を行う必要があるとの考えも示して答弁した。

 障害者自立法案について平田議員は(昨年、小泉前首相に)『自立阻害』だと指摘した危惧が、現実になった」と指摘し、早急に負担軽減策を講じるべき」と迫った。これに対して安倍首相は「すでにきめ細やかな配慮を講じている。引き続き制度の周知定着を図る」などと述べ、具体的な策には触れなかった。

 平田議員はこのほか、少子化対策や食料自給率向上策などについて、首相の見解を質した。耐震強度偽装問題については「政治家が関与した疑惑を徹底的に解明することが、国民に対する責務である」と主張。「逃げず、逃げ込まず、国民に対して率直に明快に、具体的に答弁するよう期待する」と求めたが、首相は事実無根で指摘のような問題は生じ得ないなどとして、あらためて疑惑を否定した。

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