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2006/10/06
首相の訪中・訪韓では継続的信頼関係になりうる成果を 小沢代表
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 小沢一郎代表は6日、鳥取県内で会見した。

 10日に告示される衆議院補欠選挙をどういう戦略で戦うか問われたのに対しては、「特別な戦術、うまい手というのは選挙にはない」と語り、候補者はもちろん、党をあげて、できる限り、多くのみなさんと接触し、お願いすることだと思うとして、自分自身も体力能力が続く限り、陣頭に立っていく考えを示した。「2〜3日、両方の選挙区に入りたい」とも語った。

 安倍首相の訪中・訪韓に対する認識を問われたのに対しては、「頼んで頼んで、ようやく実現したみたいな感じだが」と前置きしたうえで、中国・韓国ともいたずらに対立を煽るような結果になってはいけないという配慮はあるだろうと分析。基本的には中身の問題で、単に仕方なく会ったという結果に終わっては意味がなく、本当に継続的な信頼関係になりうるかということが問われるとの見方を示した。

 18日に行われる党首討論にどう臨むかとの問いには、改めて考えるものではないと主張。国会での議論はそもそも国民にきちんと理解してもらうために行うものだとの認識を示し、その実現に向けては党首討論はふさわしいとの考えで代表自身が党首討論導入に尽力したことを改めて明らかにした。そのうえで、「安倍総理はスローガン的なものを掲げているが、教育でも憲法でも、その正確な認識・主張を聞きたいと思っている」と述べた。

 同時に、共産・社民に質問時間を設けることについては、国民の理解を一層高めるためにもそうすべきとの考えを表明。ただ、自民党が了承しない限り、その実現はないことに改めて言及し、「イギリスみたいに慣習法的に必ず行うものとなり、拒否すれば国民から非難を浴びるといった成熟した民主主義が出来上がっていない日本の場合、なぜ(共産・社民が質問)できないかをメディアも説明してほしい」と記者団に注文をつけた。

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