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2006/06/14
これまでにない充実した2ヶ月間に感謝 渡部国対委員長が挨拶
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民主党の国会対策委員会役員・筆頭理事合同会議が14日昼、国会内で開かれ、渡部恒三国対委員長が終盤国会に関して挨拶を行ったほか、各委員会の審議状況などについて報告・協議を行った。

 会議の冒頭、挨拶に立った渡部国対委員長は、民主党が3分の1以下の勢力にも関わらず野党ペースで後半国会が進んだことについて、「皆さんに感謝したい」とまず述べ、「政府・与党側が最重要と考えていた幾つかの法案が、まだ成立していない」ことにも言及した。渡部国対委員長は、こうした状況であれば与党は会期延長を求め、国会が「緊張状態にあるはず」だが、その要求もないことを指摘。年金偽装問題、村上ファンド問題、福井総裁の投資問題などが「国会で追及されることになれば、政府・与党にとって非常に不利な状態になる」ことから、これを予測して会期延長を求めないのだろうと語った。

 更に渡部国対委員長は、小泉政権の5年間を振り返り、わが国ではこれまで、「みんなが汗を流して働いて、お金を稼いで、可愛い子どもや妻を養う」ことで、できる限り豊かな生活をめざしてきたが、小泉首相は、「強い者は勝つ、弱い者は負けるというのが当然のこと」と主張し、その結果もたらされた象徴的な問題が、ライブドアや村上ファンドの問題だ、などと厳しい口調で指摘した。

 また、今国会では、「もっと追及していきたい問題が山ほどある」が、自らの議員生活37年間で、政府・与党が「これは必要で重要な法案だという法律が成立しない」上に、「会期延長を求めない」というのは、「初めての経験」であり、「最後、みんなが何か物足りないまま国会が終わってしまう」ものの、「国民の皆さんはしっかりとこのことを見て下さると思う」などと述べた。

 渡部国対委員長は更に、「僅かの期間ではあったが、振り返ってみると37年の議員生活でこの2ヶ月くらい、心も充実して気持ちよく働かせていただいた経験は、今までにないものだった」と語り、出席した国対役員や筆頭理事らに対し、「温かいご指導をいただいたおかげであり、私の一生の想い出として心から皆さん方の熱いお心に感謝して、ご挨拶とさせていただく」と述べて挨拶を締めくくった。

 会議では続いて、荒井聰国対委員長代理の司会の下、中川正春議院運営委員会筆頭理事を皮切りに、各委員会の筆頭理事らからの報告を受け、協議を行った。

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