民主党は11日午前、衆議院に、議員立法「障害者自立支援法及び児童福祉法の一部を改正する法律案」を提出した。三井辨雄『次の内閣』ネクスト厚生労働大臣、山井和則、園田康博、田名部匡代、郡和子各衆院議員が出席した。
続いて、国会内で記者会見が開かれ、冒頭、三井ネクスト大臣が法案提出を記者団に発表。党障害者自立支援法フォローアップチーム(主査:谷博之参院議員)の副主査である園田議員は、本法案が今国会提出第一号の議員立法であること、本来的には、総合的な障害者福祉法に向けて、障害者自立支援法の全体的な見直しが必要であるところ、緊急的な措置として内容を2点に絞ったことなどを報告。あわせて6つの緊急提言の内容を説明した。
同じく副主査の山井議員は、今国会における質疑の中で、民主党から障害者自立支援法の問題点が指摘され、安倍首相に具体的な解決策を求めていると紹介。また「格差是正」が党の大きなテーマであり、本法案がそれを実現する第一弾の議員立法だと述べた。
山井議員はさらに「放置するか、審議するか。自立支援法はまさに小泉前首相の冷たさの象徴。『再チャレンジ』を掲げながら、もっとも再チャレンジが困難な障害者の方々を切り捨てるのか、安倍新政権が問われる」などと鋭く指摘。危機的な障害者福祉の現状に際し、弱い立場の方々に光を当てることこそ政治の課題と受け止めて、障害者の社会参加を促進する立場から取組みを進める民主党の考えを説明した。
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