24日午前、国会内において第382回常任幹事会が開かれ、参院選での公認の追加、福島県、沖縄県および愛知県の各知事選と福岡市の市長選での推薦などを決定した。
会議は中井洽常任幹事会議長の司会の下に進められ、小沢一郎代表が冒頭の挨拶を行った。小沢代表は、神奈川と大阪で行われた衆院補欠選挙への協力に感謝しつつ、「今回の結果を踏まえて、その反省の上に立って、次に進まなければならない」とし、「当選の結果は得られなかったが、今後の努力次第で希望が持てるものだ」と述べた。小沢代表はさらに、「沖縄知事選、福岡市長選を皮切りに事実上の統一地方選挙が始まるので、国会も開かれているが、選挙のことも念頭において活動してもらいたい。私も出来る限り選挙に力を入れていく」と述べた。
続いて、菅直人代表代行および鳩山由紀夫幹事長が補選への協力に対する感謝と今後につなげていく結果であるとの感想を述べた。
報告事項では、まず鳩山幹事長が東海ブロックを除いてブロック選出常任幹事が決定したことを報告するとともに、定例会議の開催日程および各対策本部などの特別機関の設置について報告した。
鉢呂吉雄選対委員長は、選対委員会で福島県知事選挙に便乗して行われる県会議員選挙における双葉郡選挙区の坂本栄司、会津若松市選挙区の宮下雅志の両候補者の公認を決定したこと報告した。
高木義明国対委員長は、多数の横暴を許さずに粘り強く徹底審議を求める基本方針と当面の国会日程への対応を報告した。
郡司彰参院国対委員長は、参院における審議状況を報告した。
松本剛明政調会長は、次の内閣における法案への態度決定などについて報告した。
報告・承認事項では、鳩山幹事長が常任幹事会の承認人事となっている選挙対策委員会委員および倫理委員会委員の承認を求め、承認された。また、福島県知事選挙に出馬のために急遽離党届を提出した佐藤雄平参院議員の離党届を受理したことの事後承認を求め、承認された。
直嶋正行組織委員長は、総支部の設立・名称変更・代表者変更および行政区支部の代表者変更を報告し、承認された。
協議事項では、鉢呂選対委員長から参院選の岐阜県選挙区における平田健二、鳥取県選挙区における川上義博両候補の公認、および福島県知事選における佐藤雄平候補、沖縄県知事選挙における糸数慶子候補、愛知県知事選挙における石田芳弘候補、福岡市長選挙における吉田宏候補のそれぞれの推薦が提案され、決定された。
推薦決定を受けて、渡部恒三最高顧問は福島県知事選挙について、長期政権が腐敗を生んだと指摘し、佐藤候補の必勝のために全力を挙げると述べた。また、赤松広隆副代表は愛知県知事選挙について、十分に勝てる候補者であり、全国からの支援をお願いすると述べた。
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