民主党『次の内閣』は14日午後、国会内で閣議を開催し、「かわるかも!!」と題して実施された第5回ネット政策公募に関して、応募された皆さんを招いて説明を受けたほか、財政改革についての考え方や、「安全で質の高い医療の確保・充実に関する決議案」などについて出席議員間で議論を行った。
冒頭、直嶋正行ネクスト官房副長官(政策調査会長代理)が、応募者の皆さんに歓迎の意を表し、出席議員から大きな拍手が起こった。続いて、小沢一郎ネクスト総理大臣(代表)が挨拶し、「長い国会もほぼ終わりに近づいた」として、『次の内閣』のネクスト大臣らの努力に謝意を表した。そして、「何と言っても政党の根本はその政策にあるということだ」とし、一層の奮闘を呼びかけた。
更に小沢ネクスト総理大臣は、ネット政策公募で選ばれた皆さんに対して、「具体的な政策について、アイディアを寄せていただいた皆さんにお出でいただいている」とし、「皆さんのそのお知恵を、具体的な政策の中に取り入れていけるようなことも考えていかなくてはならない」との考えを示した。そして、「わざわざお出でいただき、また、アイディアを提案していただいたことに心から感謝と御礼を申し上げる」と述べた。
鳩山由紀夫ネクスト国務大臣(幹事長)も挨拶に立ち、国会でのこれまでの各議員の努力に謝意を表するとともに、この日の札幌と横浜での挨拶で指摘したこととして、日本銀行の福井総裁の村上ファンドへの投資問題に言及。「道義的な責任は大きい」と批判し、小泉首相の任命責任も問うていく考えを示した。松本剛明ネクスト官房長官(政策調査会長)も、国会閉会後も課題は山積みだとして、諸課題のチェックを行うとともに、民主党しての考え方を整理する必要性についても指摘した。また、荒井聰国会対策委員長代理からは、国会情勢について報告が行われた。
続いて、ネット政策公募に応じ、政策が採用された6名の皆さん(赤松英次郎さん、櫛野圭司さん、相楽徹さん、浜村正秀さん、上原歩さん、佐藤光吉さん。※留学中のMさん−仮名−は欠席)がそれぞれ提案内容を説明。各担当ネクスト大臣から提案への謝意が表され、今後法制化に向けて、それぞれ努力を行っていくことが確認された。
財政改革についての考え方については、峰崎直樹ネクスト財務大臣から、前回提起した素案に関して、各部門会議や調査会に検討を依頼する事項として、歳入庁構想のあり方や少子化問題への対応などについて報告が行われ、今後も関係部門会議で精力的に議論を進めていくこととなった。
岡崎トミ子ネクスト環境副大臣からは、「長期的な気候安定化を目指した取り組みの強化・拡充に関する決議案」について説明が行われ、内容を了承するとともに、文言の整理など今後の取り扱いは、岡崎ネクスト副環境相に一任された。
「安全で質の高い医療の確保・充実に関する決議案」については、仙谷由人ネクスト厚生労働大臣と園田康博担当者(政調副会長/衆院厚生労働委員会理事)から説明があり、その内容を了承した。
また、渡辺周ネクスト総務大臣からは、NHK平成16年度決算に対する決議として、「日本放送協会の再生・改革に関する決議案」について説明があり、内容を基本的に了承しつつ、他党との交渉及び文言の整理等については渡辺ネクスト総務相に一任された。
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