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2006/11/08
羽田最高顧問、金文洙韓国京畿道知事と党本部で意見交換
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 羽田孜最高顧問は8日、金文洙(キム・ムンス)韓国京畿道知事一行を党本部に迎え、意見交換した。国会対策筆頭副委員長の中川正春衆議院議員、『次の内閣』ネクスト外務副大臣の犬塚直史参議院議員も同席した。

 羽田最高顧問は先に訪れた韓国でのエピソードを披露するとともに、国会議員との交流は多いが、地方行政の担当者と話す機会は少ないとの認識に立ち、「今回の機会はうれしく思う」と語った。

 金知事は最高顧問の歓迎に謝意を示し、また以前から交流のあった中川議員に対し、北朝鮮問題・拉致問題などに関する国際的な視点からの旺盛な活動への敬意を表明。そのうえで「民主党のみなさんが、韓国との友好、国際的な平和の実現へ力を尽くしているのを印象深く受け止めている」と述べた。また、日韓におけるFTA締結への期待感を示し、より緊密な関係強化を望むとした。さらに、北朝鮮による日本人拉致問題や北朝鮮における人権問題の解決に向け、共に努力していきたいとした。

 中川議員は、知事が国会議員当時もそして現在も「市民派」として韓国をリードしてきたことに敬意を示した。また、日本においても先の国会で「拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律」が成立し、さらに北朝鮮の人権問題に対処する国際的な連携ができあがったことは韓国・ハンナラ党を中心とした働きかけによるものとの見方を示し、謝意を表明した。

 また、北朝鮮の問題は国会の最大テーマのひとつであると説明し、日本は非核三原則のもと、ゆるぎなく平和を求めていくことを改めて表明。人権問題を中心に北朝鮮の核・拉致問題等を解決していくために、韓国との連携を密にしていきたいとの意向を示した。

 中川議員からの指摘を受けて犬塚議員もまた、人権保護・擁護の立場から北朝鮮問題に取り組んで行く重要性を重ねて指摘。対馬が見える長崎選出であると自己紹介したうえで、国境を越えての人権問題への取組みを求めた。それに対して金知事は、京畿道が北朝鮮と国境を接する位置にある関係上、北朝鮮の問題は敏感に受け止めているとして、犬塚議員と同様の認識に立っていると応じた。

 意見交換ではまた、各議員の出身選挙区との交流なども含め、今後も、さまざまな形で交流していこうとの意向がそれぞれから示された。

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