鳩山由紀夫幹事長は13日夕、野党4党が安倍首相に対して行った麻生外相の罷免の申し入れに対する回答(ダウンロード資料参照)を下村官房副長官を通じ、野党を代表して受け取った。
罷免理由は(1)衆参両院において麻生外相は「核武装の議論」の必要性を繰り返し発言している。(2)安部首相は非核三原則の堅持を表明しており、麻生外相の発言は内閣の基本方針からの逸脱である――など。
回答を受けて、院内で野党4党の幹事長・書記局長会談が開かれた。協議の結果、申し入れの際に、首相に直接手渡して、返事するように念を押したにもかかわらず、示された回答は塩崎官房長官名のものであり、総理に直接渡していないかのような発言を官房副長官がしているため、事実確認を行い、再度罷免を申し入れることとなった。
会談後、4党の幹事長は揃って記者会見し、「本音の部分では麻生外相の発言を内閣全体で容認しているのではないか、安倍総理の本音ではないかとの認識をもっている」(鳩山幹事長)として、さらにこの問題を強く訴えていくことを明らかにした。
また、教育基本法の改正案審議に関して、明日14日の審議には応じ、いじめ、いじめによる自殺、タウンミーティングのやらせ質問などを野党4党が揃って追及、法案の成立阻止に向けて、様々な戦術を行使することとなった。
特に、中央公聴会(15日開催)に関しては、国民の声を聞く重要な機会であり、国民の声を聞いてさらに審議を深めることが必要であるとして、与党が打診している同日中の委員会採決には応じないことを改めて確認した。
具体的な戦術に関しては、国会対策委員長会談で協議された。
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