15日夜、高木義明国対委員長は野党4党国対委員長出席のもと会見を開き、与党が教育基本法案を単独採決したことを受けて、野党4党国対委員長が河野洋平衆議院議長に対して申し入れを行なったことを報告した。
高木委員長は与党の単独採決について「誠に遺憾である。正に数の横暴。怒りは極まっている。いじめや未履修、自殺、やらせのタウンミーティングなど次々に出てくる問題に対し、与党の単独採決はこれらから目をそらせ、問題を先送りし、国会の信頼を傷つける行為である。」と怒りをあらわにした。
その上で、高木委員長は河野議長に対して、(1)「教育基本法に関する特別委員会」における採決を無効とし、法案を委員会に差し戻すこと(2)政府・与党に対して係る重要法案について、与党単独で強行採決するような無謀な行為をしないよう、強く申し入れること――の2点に関する申し入れを行なった。
なお、高木委員長は、野党四党は正常な国会運営に戻らない場合、本会議および委員会の審議には一切応じられない方針であることを示した。
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