民主党は6日、「刑法及び道路交通法の一部を改正する法律案」(法案提出者:細川律夫、平岡秀夫、市村浩一郎各衆院議員)を衆議院に提出。松本剛明政策調査会長、細川議員が国会内で記者会見を行った。
冒頭、松本政調会長が記者団に法案提出を報告。飲酒・ひき逃げなどの悪質な交通事犯を抑止するための法律の整備について、「民主党の考え方は臨時国会の冒頭にとりまとめ、党内でも確認をした。議員連盟を通じて与党側にも対応を呼びかけたが、臨時国会では対応する様子が伺えないと判断せざるを得ない。強い危機感を持って、意思を示すために提出した」と語った。
続いて細川議員が、法案の概要と交渉の経過を詳しく説明し(下記ページ参照)、3人の子どもが死亡した8月の福岡市の飲酒ひき逃げ事故の例などを挙げて、増加する悪質なひき逃げ事件に対して、世論の動向としても、強い処罰が臨まれているとした。また、飲酒運転に寛容な我が国の社会環境を変えていくことや、飲酒運転をさせない自動車設備の普及促進など、法律以外の取組みについても検討する必要があると述べた。
「年末年始を前に、世論に改めて訴えたい」と松本政調会長は述べ、法案を提出した以上は、再度与党に今国会での議論を呼びかけたいという考えを示した。
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