川端達夫副代表は6日夜、都内で開かれた連合主催の集会で挨拶し、偽装・偽りだらけの自民党政治を厳しく批判。真面目な者が報われる、共生の社会の実現へ決意を語った。
「STOP!THE格差社会」と銘打たれた集会で、高木剛連合会長に続いて挨拶に立った川端副代表は、現在ほど働く人たちの権利が踏みにじられている時はない、とまず指摘。安倍首相は、「美しい国(うつくしいくに)」を標榜するが、逆さから読めば「憎いし苦痛(にくいしくつう)」だ、などと痛烈に皮肉った。
川端副代表は更に、「今年1年ほど、偽りや偽装がわれわれを痛めつけたことはなかったのではないか」として、耐震偽装問題やライブドア問題などを取り上げた。そして、いわゆる郵政造反議員の自民党復党問題にも触れ、昨年の総選挙もインチキ、偽装だったのではないかと厳しく批判を加えた。
川端副代表は、いざなぎ景気を超える好景気だというウソ偽りもあるとして、政府・与党の姿勢を更に厳しく批判。「真面目に働いている人は、痛みと犠牲と負担増に喘いでいる」と指摘し、「怒りをもって立ち上がらなければ、本当に救われない」と、会場を埋めた参加者に呼びかけた。
最後に川端副代表は、「誰のために政治はあるのか」と問いかけ、「政治とは生活である」として、真面目で正直な者が報われる、共生の社会の実現へ覚悟を決めて取り組んでいくとの決意を力強く語り、参加者の大きな拍手を浴びた。
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