トップ > ニュース
ニュース
ニュース
2006/12/14
カネミ油症被害者の抜本的救済へ 特別給付金支給法案を提出
記事を印刷する



 山田正彦、岡本充功両衆議院議員、犬塚直史参議院議員は14日、「カネミ油症被害者に対する特別給付金の支給に関する法律案」(法案内容等下記ダウンロード参照)を衆議院に提出。国会内で会見を行った。

 カネミ油症事件の被害者は、その健康被害に対する有効な療法が確立されていないため、事件発生から38年を経過したが、いまなお、健康被害に苦しんでいる。また、民事訴訟で原告の油症被害者は1、2審で勝訴し、国は仮払金を支払ったが、その後、原告側が上告を取り下げたことから国は返還を要請。その仮払金の返還債務を負っている被害者もおり、高齢化が進むなかで経済的にも精神的にも厳しい状況下にある。

 民主党提出法案では、このような事情を考慮し、国の責任においてカネミ油症被害者の抜本的な救済を図るため、特別給付金の支給を盛り込んだ法案を提出した。

 民主党案は、与党提出法案で検討されている仮払金に関する債務免除とは異なり、さらに一歩進んで、(1)すべての被害者を救済の対象とし、(2)仮払金の返還を終えた被害者とそうでない被害者とのバランス、その他の事情の異なる被害者間の公平を図ることで、被害者の抜本的な救済を図るもの。

 会見で山田議員は「会期末も迫っているので(成立が)厳しいことは承知しているが、被害者の救済という意味でこの国会でも提出しておきたいと思った」と語り、被害者の抜本的救済へ向け、引き続き法案成立に力を尽くして行く考えを強調した。

ダウンロード
PDF カネミ油症被害者に対する特別給付金の支給に関する法律案(概要)(PDF 129KB)
PDF カネミ油症被害者に対する特別給付金の支給に関する法律案(要綱)(PDF 89KB)
PDF カネミ油症被害者に対する特別給付金の支給に関する法律案(PDF 99KB)
記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.