民主党は16日、兵庫県神戸市のポートピアホテルで2000年度定期大会を開いた。大会では活動方針や次期衆院選の基本方針、総選挙政策などを採択。活動方針は、政権交代を実現する選挙体制の整備や、ネクストキャビネットを中心とした政策課題への取り組みや国会活動が柱。衆院選基本方針では、小選挙区で250人以上を擁立し、比例代表選挙で2000万票の獲得、80名以上を当選させ、政権交代を可能にする議席の獲得を目標に掲げ、政権奪取に全力を尽くす方針を決定した。
大会には国会議員、地方代議員、公認候補代議員や招待者、傍聴者など約600名が出席した。
大会に先立って、神戸市の御影インターナショナル・プレスクールの先生と子どもたち12人がゴスペルソングを合唱して、大会参加者を歓迎した。
続いて総合司会の原口一博衆議院議員と円より子参議院議員が開会を宣言し、議長に土肥隆一衆議院議員(兵庫県1区)と水島広子衆議院議員候補(栃木県1区)の2名を選出した。
まず全員が起立して、阪神淡路大震災の犠牲者に黙祷を捧げ、土肥議長が出席代議員数を確認し、大会の成立を宣言した。
最初に大会実行委員会を代表して企画委員長の本岡昭次参議院議員・党兵庫県連代表があいさつ。「大震災から5年たち、国内外の支援で街は整備され仮説住宅も姿を消したが、復興についていけない被災者も多い」と現状を報告。さらに「最後の一人まで手を差し伸べるということを民主党の真の復旧に向けた基本とし、そしてどんなに厳しくとも苦難に立ち向かっている被災者の姿を、新しい時代に挑戦する民主党の原点にして欲しい」と要請した。
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