民主党は16日午後、全国幹事長会議を党本部で開催し、地方の意見を反映させるため大会議案、政権政策の基本方針(政策マグナカルタ)の各々の草案が示され、活発に意見が交わされた。
冒頭、鳩山由紀夫幹事長が、「地域から日本の政治を塗り替えるためのご努力に感謝する」と地方組織の要の人々に感謝の辞を表し挨拶した。鳩山幹事長はこの挨拶の中で、臨時国会では野党のはかなさを感じたと、教育基本法改正の政府案の成立阻止がならなかったことを総括。しかし、「来年チャンスが来る。統一地方選で大躍進をお願いしたい。自民公明両党の連立政権に楔を打ち込む参議院選。これができれば、政権も実現できる。前進あるのみ」と、来年の統一地方選挙、参議院選挙での勝利、続く衆議院選挙での勝利による政権獲得への強い決意を改めて示した。
また、大会議案の説明では、すべてを選挙に集中すること、その面を予算の面から裏付けたことを強調した。
政権政策の基本方針(政策マグナカルタ)に関しては政権政策委員会の赤松広隆委員長(副代表)が説明。これが、党の政策の基本となり、これを基にマニフェストなどを策定し、この旗を掲げて選挙を戦うとした。
また、特に山田正彦農林漁業再生本部長が、参議院の29の1人区対策として高く掲げる党の農林漁業再生プランの概要と、全国での集会開催、全国規模での勉強会の開催を提起した。
大会議案では、規約改正、党員・サポーターの登録締切、党員・サポーターの位置づけをめぐり意見が出された。政権政策では、外交、農業、教育、分権の分野で意見が出された。また、政策を魅力のあるものとするために、現場の声、生の声を聞くべきとの総括的な意見も出された。
全国幹事長会議の最後に、輿石東参議院議員会長が、「3時間に及ぶ熱心な議論で、来年の選挙での勝利が確認できたと思う。勝利の目標に向かって進もう」と締めくくった。
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