民主党の小沢一郎代表は1日、東京・世田谷の私邸で開いた恒例の新年会で挨拶、今年7月の参議院選挙について「何としても我々が参議院過半数をとらないと、民主党の将来は難しいことになる。逆に我々が過半数をとれば自民党は困難な状況に立ち至る。長年政権をとってきた自民党にとっても政権を担おうとする民主党にとっても、生きるか死ぬかの戦いだ。代表としての使命は参院選の勝利にあると認識して、猪突猛進したい」と述べ、政治生命をかけて参院選に勝利する決意を明らかにした。
参院選に先立つ統一地方選についても「本当に地方の時代を実現するには、国政を転換しなければならない。その意味で、参院選に全力を尽くし、政治の大転換を成し遂げなければならない」と2007年政治決戦の意味を強調した。
また、小泉政治を継承した安倍政権を倒さなければならない必要性を説明したうえ、「安倍内閣は発足からわずか3カ月だが、不祥事が相次ぎ、すでに末期的症状を呈し始めている」と述べ、25日召集予定の通常国会で菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長を中心に安倍政権を厳しく追及、民主党の主張をわかりやすく国民に訴える方針を表明した。
小沢代表の挨拶のあと、菅代表代行が「あと203日で勝負の日を迎える。小沢代表のもとで、政権獲得に向けて、民主党が一丸となって頑張ろう」と乾杯の音頭をとった。円より子副代表も「今年は民主党にとって正念場となる。必ず民主党が政権をとれるように頑張りたい」と必勝を誓った。
小沢代表の新年会には民主党の国会議員、衆参の立候補予定者、報道関係者ら約150人が参加した。
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