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2000/01/14
自民・森幹事長がエイズ患者蔑視の暴言 「ただちに謝罪を」今井担当大臣が談話
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民主党は14日、自民党の森喜朗幹事長が13日に福井県敦賀市で行った講演で、エイズ患者を蔑視するとも受け取れる発言をしたとの新聞報道について、「報道の通りなら、エイズ患者・家族に対する大変な差別発言で、与党の指導者としての見識を疑わざるをえない」との今井澄雇用・社会保障担当大臣の談話を発表した。


 報道によると、森氏は「初めて選挙に出たとき、私は泡沫候補だった。私が『立候補のごあいさつにまいりました』と車で行くと、農作業をしている農家のみなさんが、家の中に全部入っちゃうんですよ。なんかエイズが来たように思われて…」と述べたとされている。

 談話では、「HIV感染者、エイズ患者及びその家族に対する無理解と差別意識がエイズパニックを引き起こし、HIV対策の間違いや遅れにつながった」として、森氏に対し厳重に抗議するとともに、発言の即時撤回とHIV感染患者に対する謝罪を強く求めている。

 菅政調会長は14日の記者会見で、「絶対に見逃すことはできない。民主党には薬害エイズ患者の仲間もおり、森幹事長は発言の誤りを認めて国民に謝罪するべきだ」と強く批判した。

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