鳩山幹事長は28日午前、都内で記者団に対し、柳沢厚労相が女性を子どもを産む機械・装置に例える発言を行ったことについてコメントし、その発言を厳しく批判した。
報道によれば柳沢厚労相は昨日、女性の数は決まっている、産む機械、装置の数が決まっているから、あとは一人頭でがんばってもらうしかない、などと発言したとされる。鳩山幹事長はこれについて、柳沢厚労相がその場で謝っていたとしても、「女性に対し、大変失礼だ」とまず厳しい口調で指摘。「子どもを産む、産まないというのは、当然、女性や家庭の自由」であり、あとは一人頭でがんばってもらうしかないなどという発言は、厚労相として「責任逃れだ」とした。そして、「今まで厚生労働大臣として、子どもを産み育てやすい環境をつくってこなかった」ことにこそ少子化の原因があるにも関わらず、家庭にがんばってもらうとの発言をした柳沢厚労相に対し、厳しい批判を展開した。
更に鳩山幹事長は、人間機械論を例に、「産業革命のような発想でいるなら、時代錯誤も甚だしい」として柳沢厚労相の発想そのものも批判。「厚生労働大臣とすれば、女性の権利をもっと尊重する発言をしていただかなければならない」などとした。
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