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2007/01/30
小沢質問は重厚な質問だった 会見で高木委員長
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 高木義明国会対策委員長は30日、国対役員会後に国会内で会見し、前日29日に行われた衆議院本会議における小沢一郎代表の代表質問の印象、柳澤厚生労働大臣の「女性は産む機械だ」発言等に言及した。

 冒頭、小沢代表の代表質問について「重厚で、大所高所、要点をしぼった質問であった」と語り、安倍内閣に対する民主党代表としていい対決姿勢が示されたとの認識を示した。同時に松本剛明政調会長の代表質問については、「外交問題を中心に大事なポイントをついていた」と指摘。暮らしを重視し、生活維新をいかに実現していくかという点も掘り下げ、再質問も含め、「緊張感ある政策論争を挑んだ」と分析した。

 それに相対した安倍首相の答弁については「まさに答弁書の域を超えていない。逃げの一手の総理という印象だった」と語った。そのうえで、小沢代表が「自らが事務所費等のすべてを公開する用意がある」と述べ、閣僚を含め自民党側にも公開を求めたのに対し、安倍首相があいまいな答弁に終始したことを明らかにした高木委員長は、首相の政治姿勢を改めて問題視した。

 同時に、イラク戦争に関する発言で注目を集める久間防衛大臣、また、「女性は産む機会だ」などと発言して事の重大さを理解しているとは思えない柳澤厚生労働大臣など、麻生外務大臣以来、問題発言が相次ぐ閣僚の実態を取り上げ、「そこには安倍総理のリーダーシップが感じられていない。言いたい放題内閣という印象だ」と厳しく指摘した。

 そのうえで高木委員長は、同日の参議院本会議での代表質問をふまえ、衆議院予算委員会では菅代表代行を中心に、生活重視、格差是正、国民負担増ストップ等を重要テーマと位置づけ、政治とカネの問題の追及とあわせて、政府・与党をにきびしく論戦を挑んでいく考えを改めて表明した。

 また、同日12時半から国会内で民主党はじめ、社民党、国民新党の野党3党による党首会談を開き、柳澤厚労相への辞任要求をはじめ、政治とカネの問題、事務所費の公開等の対応について3党共闘に向け、協議することを明らかにした。

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