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2007/02/13
本当の格差是正策はどちらか対立軸を示していく 予算委後に代行
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 菅直人代表代行は13日、国会内で記者団に問われ、衆議院予算委員会での質疑の印象を語った。

 特に重要と思った点として菅代表代行は、格差が生まれてくる原因への認識が首相にはほとんどない点を問題視した。格差が生まれる原因として「産業構造の変化」と「市場原理主義的な政策が行き過ぎ」があると菅代行は指摘したうえで、首相が一つ目については言及はなく、二つ目は成長さえすれば格差はなくなるだろうとの認識が示されたと分析。「市場原理主義ではないと言いながらも市場原理主義的な方向をとらえるつもりなのかと思った」と述べ、民主党との大きな対立軸になっていくだろうとの見方を示した。

 「つまりは、ホワイトカラー・エグゼンプションに代表されるような、カッコつきの規制緩和を進めようとするのか、それとも最低賃金を維持するなど、格差を少なくする政策を取るのか、これからの大きな対立軸が見えてきた」とも重ねて語った。

 パート労働法案に代表されるように、まさに中身の問題を予算委員会や他の委員会で堂々と議論していく考えも改めて表明。「政府がやろうとしていることは本当に格差是正に値するのか、それよりもどちらかといえば経済成長力を高めるためには逆に格差が拡大してもいいというのか、この辺りは真正面から議論していきたい」と述べた。

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