菅直人代表代行は15日、党本部で定例会見し、先週末から始まった本予算審議について「ボクシングにたとえるなら第2ラウンドがほぼ終わったところ」として、「第1ラウンドに引続き民主党優勢の中進行しているのではないか」と言明。格差是正国会における論戦での手応えを示唆した。
菅代表は、相も変らぬ安倍首相の格差の認識不足を指摘。「格差と無縁な特別な空間にいる安倍首相には、格差是正のための政策実行ができるとは思えない」と痛烈に批判した。
また、政府の「成長力底上げ戦略構想チーム」について記者から問われると、「本質的な意味においても手続き的な意味においても付け焼刃的に対抗しようとしたもの」との見解を示した。本質的には、小泉政権下の5年間の結果に対して何の見解も示されておらず、「成長を強化したら格差是正につながるという論理がなにひとつ説明されていない」点をまず指摘。合わせて、手続き的にも、何らかの予算措置が必要であるにもかかわらず、その算出手段が全く明らかにされていない点を問題視した。
東京都知事選挙候補者ついては、「都民が納得できる候補者を」として、無党派層の多い都民から支持を得られる候補者で選挙戦に臨む姿勢を改めて強調した。
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