高木義明国対委員長は16日午前、国対役員会終了後に会見を行ない、今後の国会運営についての展望を語った。
高木委員長は、予算委員会の中で触れた格差是正、年金を始めとする社会保障制度、イラク問題等に対し「安倍内閣はバラバラな発言をしており、非常に不安定な状態を露呈している」と指摘し、さらにそれぞれの問題に対して詰めた質問を行っていくことを述べた。
また集中審議を行なうことについて高木委員長は「非正社員、最低賃金、ホワイトカラー・エグゼンプション等働き方の問題などを格差問題と絡めて審議していく」と語り、「我々の考え方として、政治としては弱い立場の方々に対して風を送っていく必要がある。その意味でも安倍内閣の考え方をさらに深く質していく」との姿勢を示した。
さらに安倍内閣の教育改革について「内閣の中で縄張り争いが横行し、対応にちぐはぐさが目立っている。我々は安倍内閣に対して、いじめ問題、未履修問題、やらせタウンミーティングなどに対しても改めてけじめをつけていく」との考え方を述べた。
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