民主党の鳩山代表、共産党の不破委員長、社民党の土井党首は20日午前、国会内で3野党党首会談を開き、通常国会に臨む対応について協議。「自自公3党の多数による横暴な国会対応を許さない」など5項目について合意した。
会談を終えた鳩山代表は「昨年末の臨時国会で自自公政権が成立し、横暴な国会運営が行われた。しかし、野党の結束でその横暴をかなり抑えることができた。その経験から結束を高めて、何でもありの政権に終止符を打つことが大切との思いでこの会談を開いた」と説明。「7月の沖縄サミットを成功させるには、議長国として強いリーダーシップを発揮しなければならない。そのためにはサミット前に堂々と総選挙をし、国民の信を問うべきだ」と述べ、一刻も早い解散・総選挙に追い込んでいく決意を改めて示した。
野党3党首会談の合意事項は次の通り。
1.自民党、自由党、公明党の与党3党の多数による横暴な国会対応を許さない。
2.定数削減についての与党3党の態度はきわめて党略的で、その冒頭処理は許さない。
3.金権疑惑については連絡をとりながら究セし、政治倫理を確立させる立場で臨む。
4.バラマキ・借金の2000年度予算の無責任さを追及し、財政再建を先送りすることなく、その計画と展望の提示を要求する。
5.以上を踏まえ、一刻も早く国民の信を問うため早期の解散・総選挙を強く要求する。
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