馬淵澄夫議員が衆議院本会議で22日午後、特別会計に関する法律案に対して質問に立ち、特別会計の抜本改革、原則廃止を訴えた。
馬淵議員は、政府案は何ら特別会計を改革するものではなく、統廃合が各省をまたがらず、勘定ベースでは62が50に減るだけであり、「看板だけの改革」であると批判。これに対して、尾身財務相、渡辺行革担当相も、「指摘は当たらない」と強弁した。
馬淵議員は、事業の見直しに踏み込んでいないことを批判し、見解を求めた。これに対しても、尾身財務相は、「事業の見直しに踏み込んだ」と答弁、官僚の既得権益に踏み込まない自民党政権の限界を示した。
剰余金の一般会計への繰り入れを馬淵議員が求めたのに対しても、尾身大臣は「1.8兆円の財政への寄与もある」として、受け入れなかった。
また、馬淵議員は、特別会計に関して、分科会での集中的審議が終わらないと、予算案を採決すべきではないと提案したが、これにも、国会で決めることとして取り合わず、改革への熱意のなさを明らかにした。
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