菅直人代表代行は22日、党本部で定例会見し、小沢一郎代表が20日に自身の資金管理団体の事務所費の詳細を公表したことを改めて言及。それに対して、中川自民党幹事長が否定的な発言を繰り返していることについて「批判することはお互い政治だから結構だが」と述べたうえで、中川氏自身が説明責任を果たすべき問題があると指摘した。
菅代表代行は中川自民党幹事長が自宅住所として届け出ている場所は義父が財団法人に寄付した土地であり、さらに義父の後を継いで、同財団法人の理事長に就任していることを明らかにした。重ねて後援会住所も同様であることを指摘した菅代表代行は事務所費の問題はもちろん、相続税の支払いに関しても不明瞭な点が多いとの認識を示し、明確な経緯説明を求めていくと表明した。
また、東京都知事選立候補について問われたのに対しては、「太陽が西から出ても出ることはない」と否定。「今、私が国会からいなくなった時、一番喜ぶのは追及を受けている安倍首相であり、二番目に喜ぶのは自民党の中川幹事長だ」と述べ、2人が喜ぶことは絶対にしないと強調した。
さらに、出馬の意向を示している建築家の黒川紀章氏に関しては、「石原支持層にも不信任が広がっていることの表われだ」と語った。
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