羽田孜最高顧問は26日、来日中の台湾の施明徳元民進党主席の表敬訪問を受け、アジアの平和と繁栄について、そして台湾における汚職問題などについて、意見交換した。
施氏は、台湾で汚職問題が尽きないことに憂慮を示しつつ、立法院(国会に相当)の期間が短いことにその原因の一つであり、総統制から議員内閣制に変更すれば政局が安定するのではないかと考えているとの見解を述べた。
また、台湾の政治家は、統一か独立かとの議論に勢力を費やし、グローバリゼーションが進む中で、台湾そして地域がどのように進むべきかといった中・長期的なビジョンに立って物事を見ていないとの見方を示した。
羽田最高顧問はじめ、同席した鳩山由紀夫幹事長、仙谷由人衆議院議員は、施氏の「愛・平和・非暴力」の取り組みに敬意を示すとともに、施氏が先般ノーベル平和賞候補者に推薦されたことに対し、激励の意を表した。
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