菅直人代表代行は1日午後、党本部で定例会見し、同日衆議院に格差是正緊急措置法案を提出すると報告。そのうえで、民主党が今国会を格差是正国会と位置づけてきたことに改めて言及するとともに、緊急的に対応しなければならない格差是正へ向けた措置を法案に盛り込んだことを明らかにした。
「日本社会全体のひずみに対しても政策的に取り組んでいきたい」とも述べた菅代表代行は、都市と農村との格差拡大の現状を指摘。議論はまだ入り口にすぎず、法案提出は本格的な論争の始まりだとして、議論を深めるためにも、衆議院、参議院ともに格差問題を扱う特別委員会の設置を与党に求めていく考えを示した。
菅代表代行また、中川自民党幹事長と財団法人・耕道会館の関係について前回の会見に引き続き言及した。この問題は、同幹事長が支部長をつとめる「自民党広島県第4選挙区支部」と「後援会」がある建物が財団法人の所有であり、自宅も財団法人の持ち物であり、固定資産税や相続税、事務所費の問題で大きな疑念があるもの。
そうした事実を踏まえて菅代表代行は、中川自民党幹事長自らが明確に説明し、国民に事実を明らかにすべきだと改めて指摘した。
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