トップ > ニュース
ニュース
ニュース
2007/03/03
鳩山幹事長、連合決起集会で「格差是正で未来を」と呼びかけ
記事を印刷する





 鳩山由紀夫幹事長は3日午前、東京の代々木公園で開かれた連合「2007春季生活闘争 連合要求実現3・3中央総決起集会」で挨拶。会場に集まった参加者に「『ストップ・ザ・格差社会』実現に向けお互い頑張ろう」と呼びかけ、激励した。

 冒頭、主催者を代表して高木連合会長が挨拶に立ち、「交渉の眼目は付加価値の配分のひずみを是正すること」として、株主や経営者の利益分配は大幅に増え、労働者への分配は抑えられたままの状況改善に向けて「経営者に猛省を促し、前向きな対応を強く求めたい」と表明。「粘り強く交渉して労働者の生活の安定、将来の安心のため大きな転機を勝ち取らなければならない。頑張ろう」と訴えた。また、最低賃金の引き上げについても言及。「最低賃金の引き上げが格差是正の第一歩になる」との見解を示した。

 鳩山幹事長はまず、3日未明、平成19年度予算案が衆議院を通過したことについて「まだ審議が足りないという思いのもと努力したが通過され残念無念だ」と言明。小沢一郎代表が事務所費の詳細を公表したにも関わらず、疑惑が指摘されている松岡農水相、伊吹文科相、佐田前行革担当相をはじめとする与党閣僚は何も示さないのは問題だ」と述べ、政治不信を強める安倍内閣の政治姿勢を批判した。

 格差問題については、民主党が格差是正緊急措置法案を提出する中、安倍首相は格差を認めようとさえもせず、「格差問題をなおざりにするために国民投票法案、憲法議論に国民の関心を向けようとしている」と指摘。最低賃金1000円の確保や非正規雇用の待遇改善、同一労働・同一賃金など「当たり前のことが果たされない現実の中で『労働国会』ともいえるその真髄を法案の中に示していく」と力説した。

 さらに、「社民党、国民新党と協力しながら格差拡大に歯止めをかけ、国民の意見が反映される国会に仕立て上げていくのでご支援を」と訴えた。

 最後に統一地方自治体選挙、参議院選挙について「この国の未来を決める大きな戦い」として、「自公連立政権に歯止めをかけ、過半数割れにできるかできないかで未来を大きく左右する。圧倒的な勝利をつかみとり、未来をつかみとっていただきたい」と主張。「当たり前の権利をつかみとるために死力を尽くすのでともに頑張ろう」と呼びかけた。

記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.