小沢一郎代表は6日、長崎県小値賀島を訪問し、島民らを前に講演を行った。また、島の特産品のひとつであるアワビの種苗センターを視察した。
今回の小値賀島訪問には、山田正彦衆議院議員と、次期参議院議員選挙に、長崎県選挙区から立候補予定の大久保ゆきしげ長崎県議も同行した。
小沢代表は講演の中で、「ここ離島、そして私の出身は日本の北の地域だが、過疎の問題で悩んでいるのは同じだ」と述べ、過疎問題は日本社会全体として早急に解決を図らなくてはならない重大問題であるとの認識を示した。
また、格差拡大については、「小泉政権になってから競争主義、弱者切捨ての政治が進み、この数年で、個人と個人、東京と地方、農林水産業などの一次産業と他産業など、格差が大きく広がってきた」と話した上で、「このままでは地域社会が衰退し、やがて都会も衰退してしまう」と指摘。弱肉強食の自由競争社会が続くことへの危機感を顕にした。
「このような社会を変えるには国の仕組みを変えなくてはならない。そのためには政治を変えなければならない」と語り、「この夏の参議院選挙では、自公を過半数割れに追い込まなくてはならない。ぜひここにいる大久保ゆきしげ君を応援してほしい」と会場に詰め掛けたおよそ400人の島民に力強く訴えた。
講演会終了後、山田小値賀町長らとともにアワビ種苗センターを訪問。町の担当者からアワビの生育状況や、水産業としての現状の説明を受けた。
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