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2007/03/06
小沢代表、長崎市内で会見 弱者切り捨ての自民党政治を批判
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 小沢一郎代表は6日夕、長崎県長崎市内において、連合高木会長、連合長崎の高石会長と共同で記者会見を開いた。

 小沢代表ははじめに、「高木会長と共に、夏の参議院選挙を左右する1人区を回らせてもらっている。候補者はある程度目処がついてきた。高木会長と共にお互いに力をあわせがんばろうとと合意のもと、今回の行脚にもご一緒いただいた」と話した。

 また、「今日は長崎県の北部地域に伺ったが、その中で、地域の深刻な問題が寄せられた。それは、小泉政権以来の強者の論理、生産性の低いものは切り捨てるという政治の中で格差が着実に拡がっている」と述べ、こうした政治には歯止めをかけなくてはならないとの考えを示した。

 さらに、高木会長からは「この夏の選挙ではなんとしても与野党の逆転を実現したい。そのためにも1人区はできるだけ多く勝ちたい」と述べ、来る参議院選挙は大きな政治決戦であるとの認識を改めて示し、必ず勝つと決意を表明した。

 小沢代表は地元記者の、宮崎、熊本、大分の情勢についての質問に答えて、「宮崎も熊本も遠くなく(候補者を)皆さんに発表できる。大分も、社民党さんとよく話し合って、一本化できるよう努力をしていく」と話した。

 長崎県での勝利のカギはとの問いには、長崎県だけではなく、1人区は共通して、農山漁村など1次産業の比率が高い。そのような地域こそ、弱者切り捨ての自民党政治に、不満や不安をおぼえている地域である」と話し、「都市部などよりもよほど(民主党の考え方を)理解してもらえる。あとはどれだけこまめにアプローチできるかだ」と、自らの努力を最大限にすることが勝利に向けた一番のカギとなるとの考えを示した。

 政治と金の問題に関して与党内で対応が割れているがとの質問には、「与党の態度については、政治資金規正法を改正云々しているが、事務所費の公開もする様子がない。本質的な議論は何もしていない」と、自民党の不誠実な態度を厳しく批判。その上で、「情報公開が何よりも大事だ。公開されたものを国民が判断する。政党助成は税金から、献金は皆さんからの浄財を頂いている」と述べ、自民党は事務所費を含めた情報公開にもっと真剣に取り組むべきと注文をつけた。

 国民投票法案については「民主党案に自民党がのるならいざしらず、早急にあげなくてはならない理由が見つからない」とした上で、「それよりも、日本は急激な格差社会になりつつある。こちらの問題を先に議論するべき」との考えを示し、国民生活優先の民主党の方針を強調した。

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