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2007/03/13
【参院予算委】農政全般、松岡農水相の疑惑質す 広野議員
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 広野ただし議員は、参議院予算委員会で13日午後質問に立ち、農政全般、松岡農林水産大臣の疑惑について詰問した。

 広野議員は、日本の食料自給率の低下、農業、林業、漁業の従業者数の極端な減少、耕作放棄地の拡大を取り上げ、日本の採った政策に誤りがあったのではないかと質した。安倍首相は従来からの答弁を繰り返すだけで、誤りは認めなかった。

 松岡農水相の疑惑については、大臣が自民党の鳥インフルエンザ対策本部の事務局長だった2年前に、ワクチンの投与を検討したらどうかと質問をしていること、養鶏政治連盟から1500万円近くの献金を受けていることを取り上げた。松岡農水相は「ワクチンを打つようにという話は全くない。今の段階でワクチンは使うべきではない」と、はじめの質問には答えたが、1500万円の献金については答えなかった。

 広野議員は、日本の食料自給率を向上させるためには、民主党が主張しているように農家への直接支払い制度、しかも、農家の規模を問わないで1兆円の予算を付けるべきと主張した。安倍首相は「我々は現実的な政策を採らなければならない」として、党の100%自給率回復政策を非現実的と批判、自給率45%、目標として50%と答えた。

 広野議員はまた、食品の安全に関して、31箇所の検査所、300人の食品衛生監視官で十分かと質した。安倍首相は「従来より増員の努力をしている」と答えた。

 最後に、広野議員は松岡農水相の事務所の光熱水費の問題を取り上げ、「小川敏夫議員の質問から1週間たった。確認できたでしょうから」として、507万円の詳細を明らかにするよう求めた。松岡大臣は、「法律に求められている以上のことは、各党各会派の決定に従う」との答弁を繰り返すだけで、国民の疑惑に答えようとはしなかった。

 

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