トップ > ニュース
ニュース
ニュース
2007/03/15
憲法特別委員会 強行採決に抗議 枝野議員
記事を印刷する





 衆議院日本国憲法調査特別委員会は15日午前、憲法改正手続きを定める国民投票法案に関する中央公聴会を22日に開催することを、与党の多数で強行採決した。民主党はじめ野党3党はこうした与党の横暴に対し、委員長席に詰め寄って抗議した。

 これを受け、同委員会筆頭理事の枝野幸男議員は国会内で緊急記者会見を行い、「公聴会設定そのものに反対しているわけではない」とした上で、大変重要な法案であるだけに、国民の間に幅広い議論を喚起する必要があるとの認識をふまえ、「中央(公聴会)1カ所だけでなく地方公聴会を含めて議論を行うのは当然の法案」と言明。

 さらに、「中央公聴会に加え地方公聴会を1日2カ所だけなら開催してもいい」とした与党側の打診についても言及し、「野党においては委員が1人しかいない政党もあり1日2カ所は対応できない」と述べ、スケジュール優先の形だけの公聴会に過ぎないと指摘。「納得できない」と強く抗議の姿勢を示した。

 同時に、憲法改正のために必要な「各議院の総議員の3分の2以上の賛成」を参議院においては獲得することは難しいとの見方を示し、「与党が何らかの形で、今回の強引なやり方を悔い改めざるをえない状況がくるのは間違いない」と述べた。

記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.