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2007/03/16
ライブドア元社長堀江貴文被告裁判の判決について(談話)
民主党『次の内閣』ネクスト金融担当
参議院議員 峰崎 直樹

 本日、証券取引法違反罪に問われた堀江貴文元ライブドア社長に対し、懲役2年6ヶ月の実刑判決が下された。ライブドアの一連の行為は、市場の信用を大きく傷つけ、経済に甚大な影響を与えた。一連の事件を指示したとされる堀江被告の刑事責任に対するこの判決を重く受け止める。

 一昨年の総選挙において、当時幹事長代理であった安倍総理をはじめ自民党幹部は、堀江被告を、時代の寵児の如く礼賛し、実質的には公認候補者の如く扱った。

 ライブドア事件は、選挙に勝って既得権を保つためには何でもするという自民党的体質を象徴する事件でもあった。

 また、ライブドアの粉飾を放置し、市場の混乱を広げた金融庁、証券取引等監視委員会の責任は極めて重い。しかし、日興コーディアル問題についても、金融庁、証券取引等監視委員会の対応の遅れが目立ち、市場及び投資家の利益を損なった。

 信頼される健全な市場を構築するためには、独立性が確保され、強力な権限を有し、幅広く金融商品取引を監視する行政機関の創設が不可欠である。民主党は、「金融商品取引監視委員会設置法案」(日本版FSA法案)を提出するなど、これまでも健全な市場構築のために努力してきたが、今後とも全力を傾注していきたい。

以 上
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