高木義明国会対策委員長は16日、国対役員会後に会見し、15日の衆議院憲法調
査特別委員会において、中央公聴会の開催を与党が強行採決した問題に言及。14日
の与野党国対委員長会談において国会正常化に向けての合意があった点をふまえ、
「その舌の根も乾かないうちに、憲法特の公聴会を決める委員会を、委員長職権で立
ててしまった」と述べ、与党の強引な国会運営に改めて抗議の意を示した。
公聴会のあり方については、河野衆議院議長から、国民各界各層の声を聞き、国会
の議論に反映するという本来の趣旨に立ち返るべきだとの問題提起があり、民主党も
その具現化をめざしてきた。
そのうえで、高木委員長は、「国のかたち」を決める憲法改正の手続きを決めると
いう重要な局面である以上、国民の意見を聞く公聴会は、より丁寧な議論が必要だと
の認識を重ねて示し、全国での公聴会開催が本来あってしかるべき形だと指摘。「形
式的な公聴会を、あのような形で決めたのは、禍根を残すことになる」と述べ、与党
の姿勢を改めて強く抗議した。
また、『次の内閣』ネクスト外務大臣の山口壯議員、馬淵澄夫議員らをメンバーと
する民主党議員団が沖縄視察を行うことを表明。沖縄科学技術大学院大学の問題等に
ついて調査することを明らかにした。
さらに、北海道知事選への出馬を表明している荒井聰衆議院議員が15日、議員辞
職願を提出したことを報告した。
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