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2007/03/19
【参院予算委】格差社会論じる中で福祉の見直しを 山根議員
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 19日午後、参議院予算委員会の社会保障、雇用、格差などに関する集中審議で山根隆治議員が質問に立った。

 山根議員は「格差社会が色々と論じられる今こそ、福祉が脚光を浴び、見直されなければならない。(それこそが)国民が求めているものだ」と指摘。安倍首相は、社会保障制度の仕組みを堅持し安全なものとして発展させるとの考えを述べるにとどまった。

 山根議員はこれに関して、年金制度に影響を及ぼす人口推計についての政府の読みがはずれることは国民に不安を与えるとの見解を示した。その上で、離婚時の年金の分割について質問。団塊の世代が定年を控え、生活設計を立てる上で、関係機関に問い合わせが殺到している状態だと紹介し、誤解を防ぐために周知徹底を要求した。

 山根議員はまた、ネットカフェで寝泊りする若年ホームレスやワーキングプアなど非正規雇用が生み出す格差の問題に言及。人数や雇用の形態、保険の適用や賃金の状況を調査把握するべきと主張したほか、貧困の連鎖を断ち切るため、住居提供やカウンセリング、職業訓練などの施策が必要との見解を述べた。

 山根議員は、「社会の変動に合わせて、現実の制度設計を考える時代に来ている」と強調。現場の声をしっかり聞いた対策を内閣に求めた。

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