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2000/01/23
「交通バリアフリー」の実態を点検/小川勝也参院議員が地元空港、駅で
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民主党の小川勝也参議院議員(党障害者政策PT副座長)は23日、地元の札幌駅や新千歳空港で車いすの障害者などと一緒に「交通バリアフリー」の点検をおこなった。党が提案している「交通バリアフリー法案」の実現と、障害者インターナショナル世界会議が2002年秋に札幌市で開催されるのに合わせ、小川議員が呼びかけた。

 当日は「交通権を考える連絡協議会」などの車いす利用者7人をはじめ、総勢40人余りが参加。視覚障害者や建築家など専門家の立場からバリアフリーを進めるボランティア団体、JR北海道、北海道空港なども参加した。

 参加者は、札幌駅の1ヵ所しかない障害者用トイレが汚れて使えない状態だったり、JRと地下鉄を結ぶ通路に何ヵ所も階段があって、車いすでは乗り換えができないなどの現状を確認。空港でも障害者用の表示が英語も含め不十分で、車いす利用者に不可欠のエレベーターも小さく、国際線には1基しかないなど、多くの問題点が明らかになった。

 意見交換会では「自動ドアの多くは幅が80センチ余りだが、外国人の中には90センチ幅の車いす利用者もいる」「駅ホームの点字ブロックが不十分で転落して首を痛めた」などの声が障害者からだされた。「車いすの人には使えない。視覚障害者は命がけ」とさえ言われる公共輸送機関の現状が示され、「交通バリアフリー法」の必要性が再確認された。

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