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2007/03/23
鳩山幹事長、知事選、参院選、自治体選勝利への意志を強調
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 鳩山由紀夫幹事長は23日、党本部で定例会見し、22日に告示された13都道県知事選挙を皮切りに統一地方選挙が本格的にスタートしたと語り、それぞれの選挙での民主党の勝利への意欲を改めて強調した。

 民主党が推薦・応援する候補と自民党系候補とが激突する構図になっている北海道、岩手、東京、福岡知事選挙では、「何としても勝利を獲得したいという強い意志で臨んでいく」と表明。また、「自治体議員を大幅に増やしていく」とも語り、知事選挙に続く統一地方自治体選挙勝利への意欲を強調。「県議会議員候補に651名、政令市会議員候補に235名を擁立した。前回の4割り増し。さらに若干増える可能性もある」と述べ、全員当選に向け、勝利を勝ち取っていきたいとの意向を示した。さらには、参議院補欠選挙については福島県、沖縄県ともに実質選挙戦が始まっているとしたうえで、沖縄を菅直人代表代行が、福島を鳩山幹事長が担当するよう小沢一郎代表から指示があったことを明らかにした。

 知事選挙の応援に入った福岡県については、「唯一最大の争点は、多選批判を県民がどう捕らえるかだ」と述べ、4期目という多選の現職に民主党推薦候補が相対していくことになると説明した。「権力は長期政権であればあるほど腐敗する。それに対して早く手を打つべきだ」と述べ、民主党が新たな選択肢として候補者を立てて力を尽くしているとした。

 同時に、民主党は3期12年までとして多選禁止を唱えていることを改めて説明するとともに、自民党も同様に主張していることに言及。「しかし、自民党は口では唱えながら二枚舌を使っている」と述べ、実際には多選を許している現実を明らかにし、「そのことを県民が許すかどうか」が選挙のカギになるとした。「常に国の方ばかりを見ている現職知事が望ましいのか、地域に根ざした民主党候補者が望ましいのか、民主党候補が勝利をつかみとってほしい」と語った。

 さらに、政府の公務員制度改革における新人材バンク構想について「統一的な天下り機関を政府はつくりたいのと思う」と述べ、官僚の天下り禁止を主張する民主党とはまったく異質の、天下り容認機関にすぎないとの見方を示した。

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